インテリアも、308と比べて特に積極的に変化しているわけではない。時代が進んだなりの、思いついたところ・できるところを改変する、また、テスタロッサと共通のイメージを持たせようと、いくつかの変更が試みられている程度である。 |
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ショックだったのは、このアクセルペダルの右横のパッド。写真
では分かりづらいが、アクセルペダルの横をよく見てもらいたい(写真中央に見える、味も素っ気もないただの板であるアクセルペダルの横の、あまり意味のよ
く分からないパッドである。ちなみに、右にぼんやり見える、やけに角度のついたアクセル「のようなもの」は、なんのことはない、センタートンネル(?)に
貼ってあるアルミの板ぺらに映ってる虚像である 笑)。
アクセルペダルの塗装が落ちて地が見えてしまっているのは、中 古車雑誌などでもなんべんか見ていたので心構えができていたが、その横のパッド。割れて中身の詰め物が見えてしまっている。引き渡しの当日、「なんだ、こ んなところに買い物のレシートがはさがってる。引き抜こう」と思って手を伸ばして愕然とした(爆)。 |
ギアはかなり渋く、いわゆる昔のフェラーリの真似ごとのように、走り出してしばらくは、2速はそのまま通過して、1速から3速へのシフトレバーのトラベルを必要とする。
入り方そのものもガチャコンと、まるでボルトアクションのライ フルに弾を込めるときのような雰囲気だ(ライフルをいじったことはないが……)。ギアがニュートラルからエンゲージするとき、最初シフトレバーが2個のゴ ムのアイドラに挟まれたような錯覚に陥り、そのまま待つと抵抗がなくなりガチャコンと入る。しかしこの儀式が、しばらくすると病みつきになる。とても快楽 物質が出る手応えなのだ。 また別のときには、その抵抗がまったくないまま入ってしまうこ ともある。多分、「回転が合った」とかいう奴なのだろう。ドラテク的にはこちらの方が正しいのだろうが、なんとなくモノ寂しい。また、土曜・日曜と連続で 動かせるチャンスなどに恵まれると、日曜日は、下手をするとスタート直後から結構スムーズに2速に入ったりする。多分、毎日動いてないことがよろしくない ことなのだろう。 |
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